【写真】 (C)MMAPLANET
本日30日(月)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto04で、木下憂朔がビクター・バレンズエラと対戦する。
Text by Manabu Takashima
2023年8月にビリー・ゴフに敗れ、その後の2年4カ月も試合がないままUFCをリリースされた木下が、4年7カ月振りの勝利を手にし、UFCとの再契約に向けてLemino修斗でその一歩を踏み出す。
この間にキルクリフFCで積み上げたMMA力と、生来持つ思い切りの良さが融合された木下憂朔――本人がいうところの「別人」級の強さをバレンズエラ戦で見せることができるのか。計量直後に木下を直撃した。
とにかく僕はUFCに戻るために、引っかかる相手と戦いたかった
――実に2023年8月以来の実戦を明日、Lemino修斗で行います。
「もう、いつ以来の試合もスッと出てこないです(笑)。シンガポールが最後でした」
――この間、オファーを待ち続けていた。どのような気持ちで過ごしてきましたか。
「もう良いように捉えていました。試合に向けて創るんじゃなくて、自分を上げることを考えて。状態、技術的に上げて常に試合に臨める精神状態にしておく。そういう気持ちで過ごしていましたね。だから今が凄く良い状態で。試合に向けて緊張もしていないし、昂ってもいない。ニュートラルな状態を保てているので、凄く試合が楽しみです」
――昨年末にリリースになった時、次の舞台はどこだと考えていたのでしょうか。
「ホンマは米国で試合がしたかったです。でも、それも待つ状態で。ただでさえ待ち続けたので、いち早く正式オファーをくれたLemino修斗で戦わせてもらうことにしました。2月は外国人と試合をするのにはビザが間に合わないので、3月に試合をしてほしいと岡田さんに言ってもらって。
僕としてはUFCに戻ることができるような選手と試合がしたくて……。TUFやコンテンダーシリーズで戦っている選手と戦いたいと伝えると、岡田さんが『そういう選手を連れてきます。頑張ります』って言ってくれたので。この話を断ることはなかったです」
――日本人とのマッチアップだと受けなかったかもしれない?
「そうですね。とにかく僕はUFCに戻るために、引っかかる相手と戦いたかったので。僕は日本でウェルター級を盛り上げるとかでなく、UFCのウェルター級で一番になりたいので。日本人対決とかは、違うかなと」
――ビクター・バレンズエラという名前を聞いた時は、素直にどのように思いましたか。
「『知ってる人や』って。安西(信昌)さんと戦った時に、僕は(エフェヴィガ)雄志君のセコンドで、同じ会場にいたので。何かに秀でているとかでなく、全体的な強い選手やと思っていたので覚えていました」
――キルクリフで積んできたことをここまで見せる機会がなかったです。木下選手の記憶が、2024年8月で止まっています。正直、パンクラスで戦っていた時の方が、思い切りが良かった。そういう印象も残ったままです。今の木下憂朔に、どのような期待をして良いですか。
「あのまま強くなったと思ってくれたら。僕は何も変わっていない。全ての局面で強くなっている。UFCの2試合で出し切れていないというつもりはないんですけど、結果がそういう風に見えるものだったので」
UFCが『ゴメン、ゴメン。間違っていたわ』というぐらいのパフォーマンスをします
――米国を拠点にして練習をしていると、テイクダウン防御という部分で力がついていることが一番期待されるかと思います。
「レスリングをより深くしたことで、自ずと他のスキルも身についています。MMAを理解して、やれるようになってきました。だから打撃からして、全部上がっています。ホンマにもう別人が戦うと思ってもらって良いです。それぐらい強くなっているので」
――ではUFCに戻るためにも、どのような戦いをしないといけないと考えていますか。
「もちろん、フィニッシュはしないといけないです。でも、それはUFCに戻るためでなく、僕自身がフィニッシュをしないと嫌なんで。判定勝ちを狙う気持ちはサラサラないです。そこは昔から変わっていないです」
――あくまでもUFCに戻るための戦い。今回の試合を終えて、どのようなキャリアの再構築を考えていますか。
「まず練習環境に関しては、引退するまでキルクリフFCで戦います。2カ月、3カ月では僕は意味はないと思っていて。年単位でやっているから、やっと分かって体に入ってきます。自分が目指すところはUFCのトップ、キルクリフで練習をしていて、それができるという風になっているんで。
試合は基本的には米国でやりたいと思っていますけど、そこもタイミングなんで。場所を拘らずに強いヤツと戦っていきたいです」
――リリースしてきたUFCを見返してやろうという気持ちでしょうか。
「それはあります。UFCが『ゴメン、ゴメン。間違っていたわ』というぐらいのパフォーマンスをします。平良(達郎)君が世界に挑戦するし、日本への注目度も上がっているので、やっぱり僕みたいなヤツがおらんと。もっともっと日本の格闘技界にUFCを浸透させたいので」
――では、木下憂朔の復活を心待ちにしているファンに一言お願いできますか。
「最後に勝ったのが、もう4年前(※2022年8月)で。まぁまぁまぁ、楽しみにしておいてくれよっていう感じですかね(笑)」
■視聴方法(予定)
3月30日(月)
午後6時~ Lemino
■Lemino Shooto04 計量結果

木下憂朔:77.5キロ
ビクター・バレンズエラ:76.9キロ
(C)LEMINO SHOOTO

藤田大和:57.1キロ
ルケ・コンセイソン:56.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

中島陸:61.0キロ
エリー・ワイズ:61.65キロ → 61.25キロ
(C)LEMINO SHOOTO

青柳洸志:60.9キロ
神田T800周一:61.2キロ
(C)LEMINO SHOOTO

宇藤彰貴:65.8キロ
カイル・マヨッキ:65.5キロ
(C)LEMINO SHOOTO

畠山隆称:51.9キロ
内藤頌貴:52.1キロ
(C)LEMINO SHOOTO

シモン・スズキ:56.4キロ
饒平名知靖:56.4キロ
(C)LEMINO SHOOTO

モリシマン:68.8キロ
宮路智之:68.5キロ
(C)LEMINO SHOOTO
<キッズ修斗 40キロ契約/3分1R>
河上琥珀:当日計量
大貫翔葵:当日計量

